Wedding
Report

新郎様新婦様がイメージされていたのは、家族水入らずで過ごすアットホームな結婚式。一棟を貸切でご利用いただける旧ムーア邸は、ご家族と自然体で過ごしたいおふたりにとってぴったりな場所でした。さらに旧ムーア邸は、歴史的価値が高く、北野異人館の建築特徴が全て揃う希少な洋館。この場所にお招きすること自体がおもてなしになるとお考えになったおふたりは、旧ムーア邸を自身のウエディングの舞台にお選びくださいました。

ご家族へのおもてなしはもちろん、一生の思い出にもなるようにと心を込めてご準備くださったおふたり。感謝の心を表現するお料理には特にこだわられ、一品一品丁寧にご選択くださいました。人一倍家族愛が強く、心優しい新郎様新婦様。そんなおふたりのお人柄を映したかのように、和やかな準備期間となりました。

いよいよ迎えられた結婚式当日。旧ムーア邸に差し込む陽光が祝福ムードを一層高め、おふたりの晴れ舞台をあたたかく包み込みました。会場の扉が開かれると、まずは新郎様がご入場。続いて、新婦様はお父様にエスコートいただきながらご入場されました。新婦様のベールをおろすのはお母様。新婦様の幸せを願うかのような丁寧な所作に、お母様の愛情が感じられた感動のワンシーンとなりました。アフターセレモニーは、旧ムーア邸のテラスにて。旧ムーア邸名物・苺のミルフィーユにケーキ入刀された新郎様新婦様。おふたりの幸せそうなお姿に、目を細めて微笑むご家族の表情が印象的でした。

挙式の舞台は、そのまま披露宴の舞台へ。新婦様がこだわってご選択されたシックな色味のフラワーが、会場を華やかに彩りました。テーブルには、ご家族おひとりおひとりにあてた手紙をご用意。これまでの思い出と感謝の気持ちを綴った手紙は、ご家族の心をじんわりとあたためました。新郎様新婦様がご登場されると、あたたかな拍手でお迎えくださったご家族の皆様。ご両家の親交を深めるパーティーが、和やかにスタートしました。

おふたりが一番にこだわったお料理のおもてなし。ご家族との思い出の地にちなんだ食材をお料理に盛り込み、おふたりのオリジナリティを表現されました。新郎様は、栃木県・那須千本松牧場の牛乳を使用したデザートやミルクコーヒーをビュッフェスタイルでご用意。ご家族とともにお料理を味わいながら、「懐かしい」と思い出話に花を咲かせているご様子でした。新婦様は、ご家族との思い出の地・三重県の伊賀牛を使用した一皿をご用意。ただご提供するのではなく、新郎様新婦様による迫力満点のフランベ演出で華やかにおもてなしされました。

披露宴は後半にさしかかり、親御様へ“子育て感謝状”をプレゼントされた新郎様新婦様。立派に成長されたおふたりのお姿に、親御様はどこか誇らしげな表情を浮かべられていました。結びでは、今日と言う日を迎えられたことに感謝を述べられ、感情が思わず涙となってあふれた新郎様。おふたりの想いをカタチにしてお届けした、愛情たっぷりの一日となりました。